小さな郵便屋さんバッグ「リトルポストマン」

郵便配達員さんが使う鞄はポストマンバッグと呼ばれ、口がガバッと開き、バイクや自転車に乗ったままでも配達物が出し入れしやすい作りになっています。

ツィードの王様ハリスツィード

「ハリスツィード」は、羊毛を紡いで作られた毛織物であり、その製法は刈り取った毛をそのまま紡ぐことによります。この製法は多くの羊毛を使用し、結果として厚みがあり丈夫でありながらも保温性に優れた特性を持ちます。元々はスコットランド産の毛織物を指す「ツィード」という用語ですが、現在では羊毛を平織りや綾織りした生地の総称として使われています。

「ツィード」の中でも、スコットランドで生産されるものは、その厳しい寒さの中で育った羊毛を手紡ぎし手織りされる特別な高級素材として知られています。この素材は、機械や合成繊維にはない独特な手触りを持ち、手作業で紡がれる特有のネップが生地に素晴らしいデザインを与えています。

そしてそのスコットランドのアウターヘブリディーズ諸島という場所で作られているのが「ハリスツィード」です。このハリスツィードは「ハリスツィード協会」により伝統、品質等が厳格に守られており今もなおその島民のみが手織りした生地にのみ与えられるオーブマークによって管理されております。

代々受け継がれるほどの耐久性を持つツィード

スコットランドでは、ツィードのジャケットは親から子へ代々引き継がれるほど、丈夫で長持ちする素材として知られています。この素材は毛玉ができにくく、メンテナンスをしながら何十年も愛着を持って使うことで、一生ものとしてだけでなく、次の世代にも受け継がれていきます。

生粋のアウトドア素材

ハリスツィードは保温性が高く、丈夫で雨風にも強いため、ハンティング、乗馬、登山などのアウトドアやワークウェアとして着用されてきました。この素材は高級でありながら、使い込むことで本来の良さが引き立ちます。革とも相性が良く、自転車や普段のカジュアルスタイルにも合わせやすく、コーディネートの幅を広げてくれます。

ツィードの醍醐味「ネップ」

カラフルな斑点は、糸の中に見られるダマのようなもので、カラーネップ（ネップヤーン）と呼ばれます。ネップ（節）は、均一に糸を作ることが難しい天然素材に見られる特徴であり、そのネップをあえてカラフルな羊毛で表現することで、綺麗で特別な風合いが生まれます。不規則に入り乱れるネップは、見る人を惹きつけること間違いありません。

「ガバッ」と開くオリジナル設計

通常のポストマンバッグには、カバンの口にパイプなどの金具を入れて大きく開くように形を作る「口金」があります。 ただし、これだとカバンの口に自由が利かず、体に当たると痛みを感じ、さらに重さも感じやすくなります。

「リトルポストマン」は口金を使用せず、縫製技術で自由度の高い「ガバッと」開口を実現しました

「カチャッ」と感が癖になるドイツホック使用

ドイツホックとは、オープンカーなどの車の幌を脱着するのに使用されるボタンです。高速で走る車の屋根を支えられる程の耐久性と固定力があります。見た目もクラシカルでお洒落な上、開け閉めする際の「カチャッ」という感触がとても心地よくクセになります。

ツマミを引っ張るとボタンが開きます。 閉めるときは普通のボタンのように、金具と金具を押し当てるだけで閉まります。

財布と鞄が一つになるウォレットinバッグ

鞄に財布を取り付けることで、財布とカバン両方の機能を一つにできます。