どれだけ入る?バッグの容量のリアルな比較 | 失敗しないサイズ選びのポイント

どれだけ入る?バッグの容量のリアルな比較 | 失敗しないサイズ選びのポイント

バッグを選ぶとき、多くの人が最初にチェックするのが「デザイン」や「素材」。しかし実際には「どれだけ入るか」という収納力こそ、毎日の快適さを左右する大事なポイントです。ですが、バッグの容量表記を見たところで「〇〇リットルと言われても、実際にどれくらいの荷物が入るの?」とピンとこない方も少なくないはずです。

そこで今回は、バッグの容量の基本から、容量ごとに「実際にどれだけ入るか」のイメージを分かりやすく比較し、最後に用途別のおすすめ容量まで解説します。

 

バッグ容量の「リットル」とは?

まず知っておきたいのが、バッグ容量の基本。
一般的にバッグの容量は「L(リットル)」で表されます。これは水の容量と同じで、バッグの中にどれだけの体積のものが入るかという目安です。

例えば、バッグの縦×横×奥行き(マチ)を掛けて1,000で割ると大体の容量が算出できます。
ただ、これはあくまで数字上の計算です。

実際には

・バッグが丸みを帯びている

・内部に仕切りやポケットが多い

・開口部が狭い

・素材が柔らかすぎる・硬すぎる

といった要素で「同じリットル表記でも収納しやすさが大きく変わる」点には注意が必要です。バッグの容量は数字だけでは判断しないことが大切です。


容量別「何がどれだけ入る?」リアル収納イメージ

では、具体的に容量ごとにどんな荷物が入るかを見ていきましょう。
数字だけでは分かりにくい部分を、生活イメージと照らし合わせながら紹介します。

●10~15L:身軽なお出かけにぴったり

小さめのデイリー用バッグや、女性向けのコンパクトトートがこの容量帯。
入るものの目安は

・財布

・スマホ

・鍵

・小さめのポーチ

・500mlのペットボトル

必要最低限を軽く持ち歩きたい日、身軽に外出したいときに最適です。
旅行用のサブバッグとしても人気の容量。

 

●20~25L:通勤・通学「ちょうどいい」サイズ

一般的な通勤バッグで最も選ばれるのがこのサイズ。
収納できるものは、

・13~15インチまでのノートPC

・A4サイズの書類やファイル

・折り畳み傘

・水筒

・お弁当

・ガジェット類

ビジネスシーンに必要なものをしっかりと収納しつつ、大きすぎず、持ち運びしやすいバランスのいい容量です。日常使いならまずこのゾーンを目安にすると失敗が減ります。

 

●25~30L:荷物が多めの一日にちょうどいい

「仕事終わりにジム」「PCと書類と資料をまとめて持ちたい」「休日の荷物がつい多くなる」そんな日にはこのラインの内容量がオススメ。

・ノートPC

・書類

・水筒

・上着(薄手)

・タオル

・充電器やガジェット

・ポーチ類

これらがひとまとめに入り、マチが広いバッグならさらに余裕がある場合も。
出張なしのビジネスマンや、日常的に荷物が増えがちな人に選ばれています。

 

●30~40L:旅行や出張レベルの大容量

1~2泊ほどの荷物をまとめたい人には30Lが安心。

・着替え

・PC&書類

・トラベルアイテム

・雑誌や本

・充電器・モバイルバッテリー

・ジャケットなどかさばるもの

収納量が多いだけでなく、仕切りやポケットが多いバッグほど、すっきり整頓しやすくなります。


収納力は容量だけじゃない!形状&構造も重要!

意外と見落とされがちですが、バッグの収納力は「カタチ」と「内部構造」で大きく変わります。例えば同じ25Lのバッグでも、

・角張った四角い形=書類・PCが収まりやすい
・丸みのある形=見た目以上に入らないことが多い
・開口部が広い=荷物が出し入れしやすい
・仕切りがある=収納はしやすいが、場合によっては自由度が低下

このように容量表示だけでは判断できない要素がたくさんあるのです。
収納力を重視したいなら、四角くてマチがしっかりあるバッグを選ぶと失敗は減ります。

 

用途別にみる、最適なバッグ容量の目安

バッグは容量が大きければいい、というものではありません。シーンによってベストなサイズは異なります。

・ちょっとした外出→10~15L
・通勤、通学→20~25L
・荷物が多い日/休日の外出→25~30L
・旅行、出張→30L

生活スタイルに合わせて複数のバッグを使い分けするのも賢い選択です。

 

よくあるバッグ選びの失敗例と対策

バッグ選びは、容量にまつわる"よくある失敗"があります。

●小さいバッグに詰め込みすぎてパンパン

書類が折れたり、バッグが早く傷む原因に。
→少し余裕を持った容量を選ぶのがコツ

●大きすぎるバッグを買って肩こり

荷物が少ないのに大きなバッグを使い続けると、重さに振り回されて疲れやすくなることも。
→普段の荷物量を把握し、必要十分なサイズを選ぶことが大事。

●内部構造を見ずに購入し、使いにくい

ポケットが少なすぎたり、逆に多すぎて使いにくかったり。
→オンライン購入でも、内部写真をよくチェックするのがオススメ。

 

バッグ購入にやっておきたい「荷物の棚卸し」

実際にバッグを選ぶ前に、「普段持ち歩いている荷物をすべて並べてみる」だけで、理想の内容量がかなり明確になります。

「PCは持つのか」「書類が多いのか」「水筒や弁当を持ち歩くか」これらを確認すれば、20Lか25Lか、又は30Lが必要か判断しやすくなります。

いつも持つもの、たまには持つものを分けて考えると、更に失敗が減ります。

 

自分のライフスタイルに合った”ちょうどいい容量”が大事

バッグの容量は、快適な毎日を作る大きな要素です。
デザインや素材ももちろん重要ですが、先ずは「どれだけ入るのか」を明確にイメージしておくことが、長く愛用出来るバッグ選びのコツ。

自分に合った容量のバッグを選べば、通勤もお出かけも今よりずっと快適になるはずです。