バーテープとは?素材や選び方について解説

バーテープとは?素材や選び方について解説

自転車を運転する上で重要なパーツの一つであるハンドル。そんなハンドルには必ずと言ってもいいほどカバーが取り付けられています。また、ドロップハンドルにはバーテープを巻くこともあります。

このように、ハンドルの形状によって取り付けるものも変わってきます。

今回はバーテープにフィーチャーして素材や種類などをご紹介。素材もポリウレタンやEVA、レザーなど様々。用途によってどんなバーテープを選べばいいかなど解説いたします!
新たにバーテープを巻く際、参考にしてみてください!

バーテープとは?

バーテープとは、その名の通り自転車のハンドルに巻くテープ状のものを指します。
主にロードバイクのドロップハンドルに巻き付けますが、ブルホーンやクロスバイクに使用されるフラットバーにも巻き付けることがあります。

素材も多くあり、定番のポリウレタンをはじめ、EVA樹脂やレザーなどあります。用途や手触り、おしゃれさなど使用者の好みによって選べるのが特徴的です。

バーテープを巻くハンドルの種類

自転車のハンドルも種類が様々あります。ここでは、バーテープを使用する主なハンドルをいくつかご紹介。

ドロップハンドル

ドロップハンドル

ハンドルが下に向かって曲線に伸びているハンドル。前傾姿勢を誘導し、風の抵抗を少なくする役割を持っています。基本的にロードバイクに使用されています。
バーテープと言えばこのタイプのハンドルを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

ストレートハンドル

ストレートハンドル

まっすぐに伸びているハンドルで、フラットバーとも呼ばれます。シティサイクルやクロスバイクに使用されています。ストレートハンドルは主にハンドルカバーを取り付けることが多いですが、好みによってバーテープを巻く方もいます。

ブルホーンハンドル

ブルホーンハンドル

ハンドルが前方に伸びているハンドル。牛の角のような形状をしているため、ブルホーンと名付けられています。姿勢を変えやすく、身長を選ばず使用できるのが特徴的です。

これら以外にも好みによってバーテープを巻く方もいます。

バーテープの素材

バーテープに使用されている素材も多くあります。ここでは、主な素材をご紹介。
同じ素材でも、メーカーによって特徴や使い心地は異なりますが、素材の特徴を知るだけで選び方の幅も変わってきます!
お好みの素材を見つけてみましょう!

PU(ポリウレタン)

バーテープの中でも定番の素材です。
価格帯が広く、デザインも多くあります。
雨に弱く、滑りやすくなる弱点があります。

EVA樹脂

ヨガマットやジョイントマットなどに使用される素材。安価なものが多くあります。
柔軟性や弾力に優れていて、バーテープに適しています。さらに軽量なため、重量が問われる自転車にはありがたい素材です。

DSP(デュラソフトポリマー)

LIZARD SKINS(リザードスキンズ)が特許を持つ素材。
グリップ性に優れていて、濡れた状態でもすさまじいグリップ力を誇ります。
また、柔軟性や弾力もバツグン、ロングライドでも疲労を軽減してくれます!
自転車のバーテープだけでなくバッドのグリップとしても使用されており、一定のシェア率を誇っています。

レザー(本革)

バーテープの中でも高価格な素材。ラグジュアリーでオシャレな印象を与えることができます。グリップ感や弾力性では他の素材と比べ劣りますが、耐久性はピカイチ。PUレザーのような加水分解(水分などによる表面のボロボロ)がなく、長く使用できます。
なんといっても革特有経年変化が特徴的。使うほどに手の汗がなじみ、ツヤや深みが増していきます。
水に弱いため、定期的なメンテナンスが必要。
ランドナーや自転車をおしゃれに彩りたい方向け。

バーテープの選び方

自転車を乗る時に何を重視は人によってさまざま。数多くあるバーテープの中で何を選べばいいか、ぜひ参考にしてみてください!

価格を抑えたい方には

EVA樹脂のバーテープがおすすめ!
安価ながら柔軟性が抜群で軽量!初めてバーテープを購入する方にもおすすめのバーテープです。

握り心地が重要な方には

ハンドルを握る時に重要な要素ですよね。そんな人は、素材より厚みをよくチェックするのがおすすめ!
クッション性が高いものがお好みの場合やロングライドをされる方は、厚み3mm以上のバーテープを使ってみましょう!

機能性が重要な方には

DSPのバーテープはグリップがオススメ。
雨の日でも高いグリップ力を維持できるのは、
通常より1.5~2倍ほどの価格になりますが、それに見合った機能性を持っています!

おしゃれさが重要には

バーテープの素材やデザインによって印象がガラッと変わります。
模様がプリントされたものも多くあるので、お好みの1本を探しましょう!

クロモリの自転車やランドナーの自転車のようなおしゃれな自転車にはレザーが超おすすめ!!
他の素材には出せない風合いがあります。使い方によって経年変化の仕方が変わっていくのも特徴的。共に旅する相棒として、レザーバーテープがおすすめです!

レザーバーテープを購入の際は注意!

レザーのバーテープをお探しの際、ぜひ注意していただきたい点があります!

通販サイトでは「革」「レザー」と謳いながら、その実、PUレザーを使用したものが多くあります。PUレザーとは合皮(合成皮革)、皮を模したポリウレタンなのです。
見た目こそ本革に近い素材ですが、機能性や手触りはまるで違います。
PUレザーは加水分解による劣化が起こります。これは水分によって表面がボロボロになったりベタベタしたりする劣化現象のことです。
このように本革とは機能的な面で異なるため、レザーバーテープを購入する際は十分にご注意ください!

CuirVeloのレザーバーテープ

レザーバーテープ 国産本革 キャメル

CuirVeloのレザーバーテープは正真正銘の国産レザーを使用。
革特有の風合いや手触りを堪能おできる逸品です。
さらに価格も7,700円と他のレザーバーテープと比べ安価なのも特徴的。
タンニン鞣しとクロム鞣し、それぞれの特性を持つコンビ鞣しの本革を使用しています。雨にさらされていてもシミになりにくくなっています。

レザーバーテープ カラーバリエーション

また、カラーバリエーションも豊富、定番のキャメルやブラウン、カジュアルな印象のレッドやライトブルーも取り揃えています。