革製品ができるまで|CuirVelo工房見学

革製品ができるまで|CuirVelo工房見学

お世話になっております!CuirVelo運営担当の東田です!

今回はCuirVeloの革製品ができるまでの簡単なプロセスを紹介したいと思います!

職人のかっこいい仕事がたっぷり詰まっていますので少しでも伝わればと思います!

 

1.裁断 

バッグを作る工程で1番はじめの作業。

裁断とは製品のパーツを作る作業です。

プレスやカッティングマシーンを使用して行われます。

革の部位によって傷などがあるため、その部位を避けながら断つ意識が重要です。最終の仕上がりにも影響してくる大切な作業です。 

かつロスを減らすため取り都合を考えながら裁断していきます。

型抜き

革の裁断 クリッカー

クリッカーと呼ばれる裁断の機械を使います。

抜き型を使いプレスで型抜きしていく作業です。

カッティング

革の自動裁断

自動裁断機による革のカッティングです。

データを用いてカットするので、高精度で裁断できます。

 

スリット加工

丸型の刃を使用して、テープ状に裁断していきます。

CuirVeloでは、バッグのショルダーやバーテープの製作に行われる工程です。

2.漉き

革の厚みを調整する作業。漉き機を用いて行います。

 

漉き割り

革の裏面をスライスして厚みを調整する加工。

革の厚さは種類や部位によって異なるため、製品に応じて薄くする加工が求められます。この工程により、各パーツの厚みを調整することができ、加工をやりやすく出来るほか、仕上がりに様々な風合いを持たすことができます。

部分漉き

部分漉きとは部分的に漉き加工をする加工。

この工程により、縫い代や重なる部分、

折り返し部分が薄くなり、縫製がしやすくなるだけでなく、最終的な仕上がりも美しくなります。

型押し、焼き印、箔押し

型押しとは革などの素材の表面を凹ませてデザインを入れる手法です。

金属の型に革をあて、プレス機で圧力をかけて加工します。

焼き印は刻印を100度以上に加熱して捺す手法。熱を加えることでタンニンが変色し焼き色が入ります。型押しと違った高級感のある印象に仕上がります。Cuirveloロゴのパッチは焼き印で加工されています。

箔押しとはプレス機と型を用いて箔を押印する加工法です。
金属の質感を表現でき、高級感のある仕上がりになります。
CuirVeloのバーテープのバーエンドに使用されています!

3.組み立て

裁断、漉き加工が終わったパーツを組み立てていきます。

 

糊引き

ゴム糊を薄く広げて、生地の裏側に塗り、素材同士を貼り合わせるために行います。機械を使い全面に塗り付ける方法や、部分的に手作業で塗っていきます。

 

貼り合わせ

革同士を張り合わせることで強度を持たせたり、生地や芯材を貼り、固さや厚みを持たせたりします。

 

カシメ・ホック・ハトメ打ち付け

カシメとは、素材同士を留めて繋ぐ際に使用されるパーツです。ボタン状の形状をしており、中央の穴はありません。鞄の持ち手やポケットなどを補強するときに使用される金具で、頑丈に繋ぐことができるため、負荷がかかる場所やデザインの一部として使用されます。

 

4.縫製

 

ミシンを使って縫い付けをしていきます。

Cuirveloでは手掛けミシンコンピューターミシンを使って縫製をしていきます。

手掛けミシン

腕ミシン、平ミシン、厚物、薄物、様々な工業用ミシンを使い分け、職人が縫製していきます。

コンピューターミシン

縫製箇所をプログラムすることができるミシン。平面上で固定できるものであれば同じ位置、同じステッチを描くことができます。

 

5.コバ仕上げ

コバ仕上げとは、革製品の裁断面であるコバを専用の液体やニスなどで磨いて滑らかに仕上げる作業です。ヘリ落とし、磨き、塗りといった工程があります。

コバ仕上げを行うことで、革の毛羽立ちやひび割れを防ぎ、革製品全体を美しく見せることができます。

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