バッグや靴、財布などの革製品を選ぶとき「本革と合皮か」で迷ったことはありませんか?
どちらにもメリットがありますが、価格や質感、機能性など重要視するポイントによって選択が変わっていきます。
本記事では、本革と合皮の違いを特徴や用途別の観点で徹底解説していきたいと思います!
「革の風合い」を楽しめるCuirVeloのアイテムにもご注目ください。
本革とは?
本革とは、牛や馬、などの動物の皮を加工して作られる素材です。
本革ならではの風合いや経年変化が特徴的で、革を育てるという楽しみ方ができる魅力があります。
特徴
・天然由来の血筋やシワ、色むらが特徴的
・使いこむほどに艶が増し、柔らかくなる
・耐久性が高く、10年以上使い続けることができる
天然素材の為、1つ1つ個性の出たり見た目や機能面において優れています。
また、革の製法によっても経年変化(エイジング)の出方も異なります。
合皮(合成皮革)とは?
合皮(合成皮革)は、基布と呼ばれる布地にPU(ポリウレタン)を載せ、本革に質感や見た目を似せた素材です。カバンや財布など普及帯の製品に使用されています。
特徴
・お手入れが不要
・比較的安価で、扱いやすい
・耐久性などはやや革に劣る
合皮は価格を抑えたいアイテムに向いていますが、長く使いたい製品には不向きです。また、合皮は水や湿気による加水分解という劣化現象が発生する場合があります。
本革と合皮の違い
項目 | 本革 | 合皮 |
---|---|---|
見た目 | 天然のシワや艶がある | 革に近い |
触り心地 | 柔らかく、しっとり | やや硬く、ツルツルした質感 |
香り | 独特の“革のにおい” | ビニールのようなにおい、または無臭 |
経年変化 | 艶が出て味わいが増す | 劣化・ひび割れする場合が多い |
見た目に関しては、本革と合皮はかなり近いですが、触り心地や耐久性などは革が優れています。
用途別・本革と合皮を比較
長く使い続けるアイテムは本革がオススメ
通勤・通学バッグや財布・キーケースなどの小物などの日々使用するアイテムは、本革が最適です。実用性も高く、経年変化を楽しめるという付加価値もあるので、長く使い続けるアイテムは本革のモノがオススメです。
トレンド系のアイテムは合皮がオススメ
合皮の製品は基本的に寿命が短いものが多く、季節モノの限定品など、そこまで使用期間の長くないものは安価で取り換えのしやすいアイテムは合皮のモノがおすすめです。
本革・合皮の扱う注意点
本革・合皮ともに水や湿気に注意!
本革・合皮ともに水にはあまり強くありません。
合皮はポリエステルを含む素材のため、水や湿気などによる加水分解という現象が発生するリスクがあります。加水分解によって合皮の表面がボロボロになったり、べたつきが起こったりします。
一方で、本革は水によるシミや湿気による色移りなどの減少が表れる場合があります。
ただ、適切な対処・定期的なメンテナンスをすることで、劣化現象を防ぎつつより美しい経年変化(エイジング)をすることができます。
Cuirveloアイテムに使用されている革
姫路産牛革
「メッセンジャーポストマン」や「リトルポストマン」をはじめとしたDUOシリーズのバッグに使用されている姫路産牛革はヌメ革でありながら非常に柔らかい質感を持っています。手に吸い付くような柔らかさは持つごとにクセになっていきます。
従来のヌメ革と違った特徴を持つ国産牛革です。
カラーは4色で、どれも帆布になじむ落ち着いた発色をしています。
イタリアンレザー「タルトゥーフォ」
ぶら下げるコンパクト財布「Blur」やトラッカーウォレット「Morris」などに使用されています。トリュフのような凸凹とした美しいテクスチャが特徴的なイタリアンレザーです。
植物タンニン鞣しのイタリアンレザーですが、従来のレザーよりも製造工程が多いため、シミや汚れが目立ちにくい作りになっています。手入れが少なくても美しさを保っていくれる、初心者の方にも使いやすいレザーになっています。
カラーリングも豊富で、CuirVeloで取り扱っているレザーは全7色。
カジュアルからクラシックまで、幅広い商品展開ができるのも特徴的。
まとめ
本革と合皮、それぞれにメリット・デメリットがありますが、長く使っていきたい場合は本革を、色々なアイテムを使っていきたい場合は合皮を選択するのがおすすめです。
それぞれの特性を見極めることで、よりよいアイテムと出会うことができます。
また、Cuirveloは革を使う楽しみをより一層深めてくれるアイテムを取り揃えています。
ぜひ一度手に取っていただければと思います。