帆布のバッグがオススメな理由 | 耐久性・風合いのバランスとは?

帆布のバッグがオススメな理由 | 耐久性・風合いのバランスとは?

バッグ選びの基準は人それぞれですが、ある一定の層に注目されている素材が帆布です。
帆船の帆として使われてきた歴史をもつこの素材は、重い荷物を支え、雨風に耐えるために生まれたもの。
その歴史と実用性は現代のバッグなどにも受け継がれており、カジュアルにも上品なスタイルに合わせられる魅力から、様々な層に支持されています。

本記事では、そんな帆布を使用したバッグがなぜ選ばれ続けているのか、素材の特徴や魅力を分かりやすく解説していきます。


帆布の耐久性の秘密

帆布は、綿や麻の糸を平織にした素材で、複数の糸をより合わせて使うことで高い強度を生み出しています。
普段使いでの摩擦や荷物の重さに強く、雑に扱っても簡単に破れにくい作りになっています。

そのルーツは、帆船の帆に使われていたことにあります。
激しい波や風に何日もさらされても破れにくい強度が求められていたため、耐久性は折り紙付きです。

また、織り目が密なほど耐久性が増していき、号数が少ないほど厚み・重さが増していきます。バッグやアウトドア用品には6~8号帆布がよく使用されます。
ガシガシ使える素材という点では、帆布バッグが日常使いに向いていると言えるでしょう。

 

厚みの違いで選ぶ「号数」の豆知識

先述した通り、帆布には号数というものがあり、その数字が小さければ小さいほど生地が厚く・重くなるというルールがあります。逆に、数字が大きくなればなるほど薄く柔らかい生地になります。

・11号帆布(薄手):家庭用ミシンでも縫える薄さで、エプロンや裏地、ポーチなどに使われます。「厚手のシャツ」くらいの厚みで、くたっとした柔らかい風合いが特徴です。

・8号帆布(標準):トートバッグとしてポピュラーな厚みです。適度なハリがあり、バッグが自立する強度を持ちながらも、重すぎないという絶妙なバランスを持っています。CuirVeloの「DUOシリーズ」でも採用している、まさに王道の厚みです。

・6号帆布(厚手):8号よりもさらに太い糸で織られており、ガッシリとした硬さがあります。地面に置いてもへこたれない頑丈さがありますが、その分重量も増します。アウトドア用の大型バッグや工具入れなどに使われることが多い素材です。

 

使い込むほどに味が出る”風合いの変化”

帆布はレザーと同じように、経年変化を楽しめる素材です。

使い込むほど柔らかくなり、繊維が馴染むことで手触りも変化します。日光による日焼けや折れなどによるアタリが独特の表情を生み、世界に一つだけの風合いに仕上がります。

新品のハリがある表情も魅力的ですが、長く使うほど自分だけの風合いに育っていく点にこそ、帆布の隠れた楽しみと言えます。

 

カジュアルにも上品にもなる、絶妙な風合い

帆布はカジュアルな素材というイメージがありますが、色味や組み合わせによっては上品な雰囲気を演出できます。

ホワイトやキナリの帆布は清潔感があり、シンプルな服装にもよくなじみます。
また、ブラックやネイビーなどの濃い色の帆布はフォーマルよりのコーデにも合わせやすく、間違いない色になっています。

さらには、革との相性も良く、持ち手やポケットにレザーを組み合わせることで、よりクラシックで上質な雰囲気を醸し出すことが出来ます。

堅すぎず、ラフすぎず。この絶妙なバランスのよさこそ帆布バッグが多くの人に長く愛されている理由の一つです。

 

お手入れがカンタン!ガシガシ使える気軽さ

帆布バッグはメンテナンスも比較的カンタンです。

軽い汚れなら乾いた布でトントンするだけ。防水スプレーを併用すると更に使いやすくなります。
汚れが気になるなら、中性洗剤を薄めて軽くたたくだけでOK。

革のような手間のかかるメンテナンスは不要で、「使いたいときに使える」気軽さがあります。

 

日本製の帆布

日本製の帆布は世界的にも評価が高く、とくに岡山県倉敷の帆布は国内トップクラス産地として知られています。
古くから培われた技術によって織られる帆布は、繊維の密度・張り感・耐久性のすべてが高水準。
バッグやエプロン、アウトドア用品に使われることが多く、高品質を求めるブランドから選ばれています。

国内産地ならではの安定した品質と安心感は、帆布バッグのレベルを一段引き上げます。

 

CuirVeloの帆布バッグ

CuirVeloの帆布×牛革バッグ メッセンジャーポストマン

CuirVeloでは、倉敷産の8号帆布と姫路産牛革を組み合わせた「DUO シリーズ」のバッグを展開しています。

倉敷産帆布と姫路産牛革

丈夫な帆布に、時間とともに深まるレザーの風合いを加えることで、シンプルで長く使えるバッグを目指しました。
通勤から休日まで幅広く使えるラインナップなので、興味があればぜひチェックしてみてください。

 

まとめ

帆布バッグは、強さ・風合い・扱いやすさ・デザインの幅広さ、これらの絶妙なバランスを兼ね備えた、非常に使い勝手のいい素材です。
耐久性がありながら気負わず使える点は、日常の相棒としてまさに理想的と言えるでしょう。