長時間のライドでも快適に走りたいなら、意外と重要なのが「バーテープ選び」です。
ハンドルを握る手の感触や滑りにくさはもちろん、クッション性や振動吸収性も走行の疲労に大きく影響します。
この記事では、滑らない・疲れにくいバーテープを選ぶポイントを、素材ごとの特徴とあわせて詳しく解説します。
バーテープの役割とは
バーテープは、自転車のハンドルに巻くテープのことを指します。
グリップ力を向上させたり、長時間握った時の疲労感を軽減させる役割を持つ一方で、見た目を自由にカスタマイズさせるファッション性も持っています。
↓↓↓バーテープの役割などについてはこちらで解説しています!↓↓↓
疲れにくい・滑らないバーテープを選ぶポイント
グリップ力
手汗や雨天時でも滑りにくく、しっかりと握れるグリップ力が重要です。特にロードバイクでは、下り坂やスプリント時に安定したハンドル操作が求められるため、滑りにくい素材を選ぶことが快適さに直結します。
クッション性
長距離走行では、ハンドルから伝わる振動が徐々に手や腕の疲労に繋がります。クッション性の高い素材を選ぶことで手首や掌の衝撃を緩和し、疲れを軽減できます。
厚み
バーテープの厚みは2mm~3.5mm程度が一般的です。
基本的に暑いほどクッション性が高く、薄いほど操作性がダイレクトになります。用途やシーンに応じて、ロングライドなら厚め、レース
感触と好み
サラサラとした質感やしっとりとした感触など、握ったときのフィーリングも大切。
同じ素材でもメーカーによって仕上げが異なる場合があるため、実際に触って確認出来ると理想的です。
素材別でみるバーテープの特徴
バーテープの定番素材を4つご紹介。
EVAフォーム系(軽量・コスパ重視)
軽くて柔らかくさらに軽量な素材。発砲素材のため、衝撃吸収性も優れています。
安価なものも多いため、お試しで使ってみたいという方にオススメ。
PU(ポリウレタン)
バーテープの定番素材。基本的にリーズナブルな価格の商品が多く、デザインも幅広く取り揃えられています。雨に弱い弱点があり、表面がポロポロと落ちる加水分解という劣化現象が発生します。
DSP(デュラソフトポリマー)
LIZARD SKINS(リザードスキンズ)が特許を持つ素材。
グリップ性が高く、雨などで濡れた状態でも安定したグリップ力を誇ります。
それだけでなく
他の素材に比べて高価ではありますが、それに見合った効果が得られます。
レザー(本革)
本革特有のしっとりとした質感と革特有のラグジュアリーさが特徴的です。
特にグリップ力が優れていたりするわけではありませんが、高い耐久性と使い込むほどに深みが増す経年変化する特性を持っています。
また、おしゃれさもバツグン。
素材別比較表
素材 | グリップ力 | クッション性 | 耐久性 | 雨天対応 | 見た目の特徴 |
---|---|---|---|---|---|
EVAフォーム | ○ | ◎ | △ | △ | シンプル |
PU系 | ○ | ○ | △ | △ | 様々なデザイン |
DPS | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | 機能性最強クラス |
レザー系 | ○ | ○ | ◎ | × | 高級感あり |
まとめ
バーテープは、見た目以上にライドの快適性を左右する重要なパーツです。
どんなに性能の良いバイクでも、手が疲れてしまっては長距離を楽しめません。
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通勤や気軽な街乗りなら【EVAフォーム】
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オールラウンドな使いやすさを求めるなら【PU系】
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機能性重視なら【DPS(デュラソフトポリマー)】
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デザインや質感を楽しみたいなら【レザー系】
自分のライドスタイルに合わせて素材を選ぶことで、
「滑らず」「疲れにくい」理想のハンドル周りを実現できます。
快適な握り心地が、あなたの走りをもっと自由に、もっと楽しくしてくれるはずです。